DNP(大日本印刷株式会社)さんが主催するプラスチックパッケージのリサイクル促進を目指すデザイナーとの共創プロジェクト「Recycling Meets Design Project」でのプロダクトデザイン。
リサイクルの促進を目指す「プラスチック製容器包装」は主にスーパーマーケットやドラッグストアなどの商品パッケージとして使われていたリサイクルプラスチックです。そこで「買った時に必要だったものを、買った場所に還す」というテーマを設定し、スーパーマーケット等で使用する新しいバスケット(カゴ)をデザインしました。
現状のバスケットは「腕で持つときに持ち手が細く、腕に食い込む」「たくさん商品が入ると持ちにくい」というの声が多くあり、そういった問題を解決するデザインを目指しました。
FRUCTUS(フラクタス)は果物をイメージさせる柔らかいフォルムが特徴のバスケットで、フルーツの語源にあたるラテン語をを名付けました。網5面をハニカム構造でつなげることで、軽量で強い構造を目指し、ハンドルをジョイントさせることで面を作り、腕で持ったときにも腕に馴染みやすいようデザインしています。ジョイントしたハンドル部の握りやすいグリップ形状もポイントです。
展示会「Recycling Meets Design展」では、株式会社ツジカワさんに3Dモデリングとプロトタイプを出力をご協力いただき、実寸のプロトタイプを展示しました。